再びのリクセンサドルです。
今回もチャリン会メンバーからの依頼があって、自転車のサドルレールにリクセンカウルのフロントアタッチメントを取り付けるための土台作りを行いました。
今回のサドルは、
○VELO Plush (VL-4135)
…というPECO(OXエンジニアリング)についていた純正サドル。型番をわざわざ確認してもらったところ、どうやらサドル単体での国内の流通はない模様です。
もっとも、問題となる点は、流通がないことではなく、サドルレールの上部の幅が広いことなんですけれどね。
サドルの座面が広いタイプにありがちな、このサドルレールの形状が、リクセンサドル化にとってはひとつの障害となるからです。
なぜなら、サドルレールの上部が幅広であることは、リクセンカウルのフロントアタッチメントの内寸に収まらない部分が増えることに繋がるため、適切な位置に土台を取付けることが困難になる、ということになるのです。
この状況を打破すべく、今回は新兵器を投入しました。
単なるステンレスのジョイントプレートです!
このステンレスのプレートでサドルレールを挟み込み、ナットの先にステンレスパイプを持ってきたのです。
ナットによる下駄をはかせたことで、サドルレールの幅に関係なくリクセンのフロントアタッチメントを取付けることが出来るようになったのが、今回の対策ポイントな訳ですよ。
ここまで来ると、あとはお決まりの工程となるので割愛しますが、ステンレスのプレートを削って調整したり、サポーターをこしらえたり、角度を調節しておじぎ防止ワイヤーを張ってみたりしています。
ということで、キャリーミーのオーナー様に依頼をいただいたリクセンサドル化が完了しました。
今回は「ヴァリオラック=KF873」(RIXEN&KAUL)を使う前提でのリクセンサドル化だったため、これまで以上に頑丈な作りにするべくあれこれ考えた結果、具合のいいステンレスプレートを見つけることが出来ました。
なにごとも諦めないで探してみるものですね。
注)自転車の写真はイメージです。
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