リクセンサドル⑪

ブロンプトンとリクセンサドル
ブロンプトンとリクセンサドル


 フロントアタッチメントKF810(RIXEN&KAUL)をサドルレールに取付けるための土台を作成してみました、という毎度おなじみ「リクセンサドル」の11作品目がこちらです。

 

 依頼された自転車はどこかで見たことのあるブロンプトンで、サドルは「STEALTH SADDLE  CARBON  RAIL」(FFC)というもの。スパイダーサドル(タイオガ)よりも柔らかいと云われるサドルのカーボンレール版…


 あれ?カーボンレールにこんな土台を付けてもいいの?って不安に思うじゃないですか。でもですよ、

 

 

素人(おとこ)ならやってやれ、だ!

 

 


 とりあえず、ステンレスパイプの8mmという、自作フロントキャリア製作時の余り部材が転がっていたので、そこからスペーサーを作成することにしました。

 

 スペーサーを作る理由は、

 

「カーボンレールにあまり負荷を掛けたくないから」

 

といういかにも素人がひねりだしそうな小細工をするためです。これまでのサドルは、スチールのレールだったので、ネジでグリグリ締め付けて土台がズレないようにしてきましたが、カーボンだとトルク管理なる概念が発生してくるわけで、まあ、トルクレンチを持っていない自分には良く分からないことなのですよ。

 

 そのため、レールを締め付けて土台を固定するのではなく、レールの幅ピッタリに作ってズレない様にする方向で進めてみよう、という風に訳の分からない概念はスルーしてみるのです。

 


 こうして、いつものブッシュゴムの替わりに、自作のスペーサーが入るキットを作ってみたのですが、仮組みをしてみるとアルミのアングルとスペーサーの接触面が少なく、強度に不安を感じます。

 

 ステンレスのワッシャー(1mm)を入れるために、もう一度スペーサーを作り直すなど、あれこれ手直しをしていきます。アルミのアングルも普段より多めに削っております。

 


 あとは、いつもの要領で取付けをしていきました。大変だったのはリクセンサドルサポーターの設定に手間取ったぐらいですかね。とりあえず、無事に取付けることは出来ました。

 


 写真の段階では、まだおじぎ防止ワイヤーは張っていません。しばしの間使ってもらい、サドルサポーターが馴染んだ頃に、改めて張ることにしているからです。


 そして、今回のおまけがコチラ。



 「キャップボルトカバー」(KITACO)です。色の設定はレッドのはずなのですが、思ったより赤くなかったのでお蔵入りしていたパーツ。会長のパーブロにはお似合いだと思います!

 


不具合が出てきたら、すぐに教えてくださいね!