リクセンカウルのフロントアタッチメントをサドルラックに取付けたという、いつもの改造をストライダバージョンで施してみました。
これはストライダ用の対策であり、かつ特殊なサドル(VELO SENSO SHIFT サドル SL-SS-020)という限定的な条件のものであるということをあらかじめお断りしておきますよ?
今回の対策のポイントは、ストライダのサドルを留めるパーツ(名称不明)を自作して、「リクセンのアタッチメントを留める土台兼用とする」
ものでした。
この構想自体はけっこう長いこと温めていたのですが、土台となるパーツにあたりがついたので、ここらで一丁やってみたという次第。
なんだかんだと、はじめの一歩を踏み出すことが大切ですよね。なぜなら、やってみると、やはりというべきか…
致命的な欠陥が見つかりました。
なんと「Q/R SEAT MOLDING」(高さ調節が簡単にできるヤツ)は、標準で付いているサドルラック(高さ調節がめんどくさいヤツ)と較べ、エンド?部分の形状が異なっていたのです。
上の方の写真を見比べていただければ一目瞭然ですが、
なんかとんがってる…
このトンガリが、程よくリクセン化を阻むのです。
EVOの再リクセン化を目論んでいたため、フロントアタッチメントの長さに合わせてサドルまで新規に購入していたにも関わらず、計画は頓挫。
諦めきれない自分としては、あれこれ悩んだ挙句、
「普通のサドルラックに付くなら、LTで活用すればいいじゃないか」
という、ありがちな方向転換を行っています。
今回の対策のもうひとつの目玉が、上の二枚の写真に集約されています。
可変式なのです!
(単にしっかり締め付けていないだけです)
ストライダにおけるリクセンサドルの一番の問題点は、アタッチメントとキャリアの位置関係でした。(あくまで自分的には、です)
折り畳んで収納する際、キャリアとアタッチメントが干渉するのがよろしくないのです。これは、輪行した際などにも負荷がアタッチメントに集中する感じがあったので、今回で対策したい項目でした。
その解決策が「可変式」。要するに、折り畳む際にはアタッチメントが邪魔になるなら、
邪魔にならない位置にズラせばいいのです。
もともと自分としては、荷物の重量はキャリアに負担してもらいリクセン化は単なる固定の手段と割り切っている面がありましたので、それをさらに発展させたというか…完全に開き直った次第であります。
一応、完成してから半年ぐらい使っていますが、荷物が落ちたとかアタッチメントが取れたとかのトラブルはありません。
折り畳んだ際にアタッチメントをズラし、展開した際にもズラすという手間が加わりましたが、ズボラな自分でも半年は続けられる程度の手間です。
最後にですが、可動域の確保については、ベロのサドルレールの形状があまり広がっていない特殊なケース(だと思う)という偶然に助けられている面もあります。
もう発売していないサドルみたいですし、取り付けにあたってあれこれ加工が必要なため、このサドルは人様にはまったくオススメできない代物ということもあわせて主張しておきますが、これ以外のサドルだと、多分ここまで可動域が広くはならないと思います。
まあ、多分こんなことをする人、他にいないと思うので割とどうでもいい情報ですよね。
…以上、ストライダのサドルラックのリクセン化でした。
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