ケーブルアジャストボルト

 204QC、GC202用(ダイアコンペ)のケーブルアジャストボルトを入手しました。理由としては、ギドネットレバー側でブレーキの調整をしたかったことが挙げられます。もう1つ、ケーブルの受けを換えてみたい好奇心を抑え切れなかったことも挙げられます。

 

 矢印の所をいじりたかった。
 矢印の所をいじりたかった。

 

 この部分(自分はシフトバナナを併用しているからか)磨耗が激しいような気がします。そのうちに壊れるのではないかと心配になり、換えのパーツが入手出来るかどうかを調べていた際に、このケーブルアジャストボルトに行き着いた次第です。


 さて、いざ現物が届いてビックリしたのは、内径が5mmだということ。


 はい、使えません。


 誤解の無いように補足をしますと、ブレーキケーブルの受けとしては使用可能(アウターキャップの代わりにもなる)です。外径が6mmのシフトバナナを併用できないということなのです。
 入手当時は、「間違えてシフター用の商品を頼んでしまった」と思い込んで落ち込んでいましたが、実際の使用例を見てもこの商品にブレーキのアウターキャップを差し込んでいるものはありませんでした…。


 ということで、削ります。

 

 削るためのアタッチメントの方が高額というありがちな光景
 削るためのアタッチメントの方が高額というありがちな光景
 ここまでくれば、シフトバナナまではあと一息です
 ここまでくれば、シフトバナナまではあと一息です


 どこのご家庭にもある、お手軽な卓上グラインダーに付属しているフレキシブルなあいつでガリガリと削りました。 
 この作業にはコツも何もありません。削っては合わせるを繰り返せば、そのうち内径がシフトバナナに対応してくれることでしょう。

 

 ということで、完成形がこちらです。

 

 
 

 

 削り足りない方(右ブレーキ側)の動きが渋いですが、ブレーキの調整は容易になりました。

 

 交換して、もうすぐ一年(より正確には10ヶ月)経ちますが、受けの磨耗もなく、何も問題なく使えています。

 

 あえて問題点を挙げるなら、シフトバナナ同士が擦れて削れてきている点でしょうか?ブレーキケーブルを交換する時に思い出したら、なにやら対策しようと思います。