自転車のカギをどうするのか?というのは悩ましい問題のひとつだと思います。頑丈さを求めれば重くなり、軽量なものでは防犯性が心許なくなり、全員が満足する万能なカギというのが無い現状では、結局のところ、その自転車をどのように運用するかという状況に対応したカギを使うというのが、ひとつのキーポイントなのではないでしょうか?
つまり、自分の状況を整理してみるのがカギの悩みの解決の糸口になるはず、ということでストライダEVOの運用を確認してみたところ、
○通勤時(駅前駐輪場に留める)
○輪行時(職場まで持ち込む)
…とりあえず頑丈なカギが必要だけど必要ではないこともある、という微妙な状況でありましたので、
A:駐輪場に長時間放置することがあるので、頑丈なもの。
B:輪行時に自転車に取付けたままで済むもの。
の2点に絞ってカギを探してみました。その結果、
「Bordo Granit X-Plus 6500」(ABUS)
を購入することにしたのです。購入の決め手は、プレートロックでありながらアバスの中での最強強度(LEVEL15)を誇っていることが一点。もうひとつは、ストライダのダウンフレーム(BBの前あたり)に取付けられた画像をどこかで見たことがあった点です。
展開時の長さは850mm。アバスの他のプレートロックには750mmや900mmといったラインナップがあり、丁度中間くらいということで地球ロックにも使い易そう。そんなことを考えながら注文をしました。
で、実物が届いてみて、改めてその重さにビックリ。カタログ値1580gは伊達じゃありません。
エラーの表記が出て、初めてこの秤では1kg以上の重さが測れないことに気づいたぐらいです。仕方なく体重計で測定したところ、1.6kgと出ていたので、まあそんなものなのでしょう。
サイズ自体は想定通りで、駐輪場では二段式のレールとストライダをガッチリと繋いでくれ、ちょっとコンビニに立ち寄る際でも、ガードレールを使った地球ロックが可能となっています。ひとつ160mmのプレートが6本組み合わさっているため、アイデア次第では意外に固定できる範囲が広がり、そこそこ使い勝手がよいと思います。
問題は、ダウンフレームには取付けられなかったということです。
自分の見た画像が幻だったのか、それとも750mmの方を使っていたのかは画像を再び発見出来なかったために定かではありませんが、とにかく付かないことは現実のままなので、あれこれ取付け場所を検討した結果、キャリアに収まるというなんの工夫も感じられない結果となりました。
そして、キャリアにカギを取付けるということは、キャリアに輪行袋やポンチョを常備しているEVOには取付けられないということで、LTのカギとしての運用が決定したのであります。
これを詳しく説明しますと、
○通勤時(駅前駐輪場に留める) →ストライダLT
○輪行時(職場まで持ち込む) →ストライダEVO
というように、当初はEVOのカギを探していたのですが、ストライダ自体の運用をカギに合わせて変えてしまったということなのですね。
LTはそもそもは職場に持ち込む予定だったのですが、坂道が多い職場にシングルスピードのLTを置いても使いにくい(そういえば坂道の多さが理由でFROGを購入していた)ので、結果としてこの運用で正解なのです。負け惜しみではありません…よ。
まあ、そんなこんなで一年ぐらい運用しています。
運用していて気づいた点としては、以前に使っていたTATEではリンク部分がすぐに歪んでしまい折り畳む際のストレスとなっていましたが、ABUSは一年経った今でもスムーズに動いてくれること。
もうひとつは、専用バッグがえらい便利なこと。
自分はストライダのキャリアを畳むために、尻尾と名づけたバンジーゴムなどを使っていました。これが劣化した(カギの重さに耐えられなくなった)ため、交換しようとしていて気づいたのですよ。専用バッグが尻尾の代わりとなることを。
重宝しています。
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czytaj więcej (土曜日, 18 11月 2017 01:05)
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