バーエンドシフター(Jtek)のメンテナンス

 昨年のとある日のことです。輪行中に電車が急停車したため、FROGが横倒しになったことがありました。その場では目立ったパーツの破損などが見られなかったため、よかったと胸を撫で下ろしていたのですが、駅に降りていざ走り出そうとした時にシフトチェンジが出来なくなっていることに気づいたのです。

 ちなみに、まったく動かせなくなったのではなく、ある角度で力を入れるとシフトチェンジできる時がある、といった状況でした。普段は気持ちいいぐらいカッチリ動くシフターなので、左右にガタツキがでている時点でこれはヤバイと思いました。

 

 この状況になった理由が心当たり過ぎるので、帰ってから修理方法を探すことにしたのですが、ネットで検索した限りでは同様の事態になったという例が見当たりませんでした。

 

 途方に暮れてしまったため、とりあえず分解してみたのです。

 

 不調になったバーエンドシフターです。
 不調になったバーエンドシフターです。
 とりあえず、キャップを外してみました。
 とりあえず、キャップを外してみました。
 精密ドライバーを使ってこじ開けました。意外に柔らかいです。
 精密ドライバーを使ってこじ開けました。意外に柔らかいです。
 パーツの欠片が見つかることも無かったので、ユルんでいたネジを締めます。
 パーツの欠片が見つかることも無かったので、ユルんでいたネジを締めます。

 

 …という流れで、キャップを取ってみて、とりあえず中のネジを締めてみたら、あっさりと直りました。いやー、内部のラチェットが破損したとかでなくて良かったです。

 

 振り返ってみると、ガタついた直接の原因は転倒にあったと思いますが、ネジを締めれば直る程度のことなので、日々の点検をしていれば防げた事態だったのではないかと思います。しまなみを走りに行ってから、特にこれといった点検もしていなかったことなどをめずらしく反省しています。

 

 とりあえず、ネジの増し締めは大切ですね。

 

 

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