しまなみ旅支度-その後

 これまで、BDーFrogで尾道ー今治の約70Km区間を快適に楽しむためにあれこれ対策を行ってきましたが、実際のところどうだったのか?についての反省(と雑感)の記録です。

 

ハンドルについて

 

 B263AA(日東)からショートブルホンバーⅡ(KHS)に交換しましたが、まずハンドル径が太く(22.2→23.8)なったことで元々バーテープを二重にして使っていた自分的には握り易くなったように感じました。

 また、ハンドル幅が広がった(380mm→420mm)影響を心配していたのですが、ハンドリングなどに違和感を感じませんでした。長時間の走行でヒジがしびれる問題もいつの間にやら解消されていて、こうしてみるとハンドルポジションを増やしたいという建前(本音は出来そうだからやってみたい)が、とても良好な結果をもたらしたようです。

 

 はい、自己満足です。

 


リアキャリアについて

 

 これのおかげで荷物を背負うことなく走行できました。その意味では最高です!ただ、実用面ではあれこれありまして…

 

 そのひとつは「紙コンテナ」での問題で、広島までは飛行機を利用したのですが、自転車を預ける際の紙コンテナにはシートポストを抜かないと入らなかったのです。

 上記の写真はサイドのない時のものですが、自分の輪行方法はこのように空間を縦に使うため、紙コンテナには収まりませんでした。

 シートポストを抜けば入るようになりますが、荷物の数が増えるためチェックをやり直すということになり、係員さんに大変なご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありません。


 行きの便では、紙コンテナの隙間にパニアバッグを二つとも押し込んでしまい、カバン一つの快適な空旅となりました。

 帰りの便では、パニアバッグを含めた重量が20kgを超えてしまったため、パニアバッグを一つ手荷物として機内に持ち込むことになりました。カバンが二つでもそこそこ快適でしたが、お土産の買いすぎには注意しようと思いました。

 行きの状態(この後もう少しましな入れ方に直しました)
 行きの状態(この後もう少しましな入れ方に直しました)
 帰りの状態はコンテナのフタがキッチリ閉まります。
 帰りの状態はコンテナのフタがキッチリ閉まります。

 もうひとつは走行時の「タイヤ当たり」です。当初は走行に問題なかったのですが、段差をガツンと降りた際、キャリアのサイドが歪んだらしく、タイヤとバッグが擦るようになってしまったのです。

 

 2泊3日の旅行となると3泊分の用意をしないと安心できない自分が大量に持ち込んだ荷物のせいですが、とりあえず困りました。というのも、ナチュラルにブレーキが掛かっているのも不愉快ですし、タイヤが擦り切れてパンクにでもなったら大変だからです。


 バッグの位置を調整しても駄目(そもそも踵にぶつからないギリギリだったのでその余地があまりない)でしたが、荷造り用のバンドをシートポストに引っ掛け、バッグを引っ張ることでなんとか無事に走行出来るようになりました。

 

 保険ではないですが、最初からこのような仕様にしておけば良かったと思います。


 さて、今回使用したカバンは2種類あり、ひとつが「フロントローラークラシック」(オルトリーブ)です。小径の定番パニアバッグといえばこちらだという思い込みが購入の理由でしたが、防水ですし、ロールクロージャー方式は慣れれば大変便利です。

 

 購入前は輪行中にパニアバッグをどう持ち運ぶかで悩んでいましたが、空港での移動はこんな感じでした、

 カートめいたFrog。後ろのBD-1は手提げ派!
 カートめいたFrog。後ろのBD-1は手提げ派!
 右側は上が引っ掛かっているだけ。
 右側は上が引っ掛かっているだけ。

 折り畳んだFrogにパニアバッグを装着して、コロコロ転がしてしまえば快適です。ちなみに、片側はしっかりと装着できましたが、反対側は上が引っ掛かっているだけという不安定な状態です。それでも、空港の床が非常に転がし易いため、特に実用上の問題を感じませんでした。

 

 パニアバッグの盗難防止もあれこれ考えましたが、自分としてはワイヤー錠でキャリア自体に固定してしまうのが便利だと思います。ちょうどバーディーポーターの所に「ケージロック」(クロップス)を付けているので、それをそのまま活用していました。これでバックごと盗まれる心配は減ったと、食事などの際にも自転車に付けっぱなしにしてしまい、宿に着くまで一度も外しませんでした。

 

 もっとも、カギをかけてもカバンの蓋自体は無防備のため、パニアバッグには主に着替えを入れることで、盗難対策としていました。貴重品や工具はリクセン化したカバンに入れ、こちらを持ち歩くようにしていました。とりあえず盗難などが起きなくて良かったです。


 …という感じで自己満足度のみ高い文章をダラダラと書いてきましたが、事前に準備していたことは(3泊分の準備が不要だったことを除けば)あながち的外れではなく、トラブルも想定の範囲内に収まっていたと思います。


想定外だったのは、しまなみ街道の楽しさです。

 

 来島海峡大橋に向かう坂道だった記憶が…
 来島海峡大橋に向かう坂道だった記憶が…

 

 今回は初めてということもあり、行程を消化するのが精一杯で、島々を楽しむ余裕などはありませんでしたが、すごく旅をしたと思います。


 自転車で移動しただけなのに、この充実感はなんですかね?

 

 

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コメント: 2
  • #1

    sekstel (土曜日, 04 11月 2017 00:22)

    likwidus

  • #2

    tarocista (金曜日, 17 11月 2017 21:56)

    zdekurażować