ストライダハンドル再考⑥

 折角用意したブレーキレバーですが、用意していた(元々あった)インナーケーブルと合わないという衝撃の事実が発覚しました。新たにインナーケーブルを購入する必要があるのですが、現段階では、ブレーキレバーを付ける位置すら決まっていない(長さが確定しない)ため買えません。

 変形ハンドルに付けるのかバーエンドに付けるのか。それを確認する為の実走をしたいのに、ブレーキが付かなければ実走すらままなりません。どうしてこうなったのかと経緯を振り返ってみれば、


 自分が考えなしだという、知りたくも無い事実を突きつけられてしまいました。人生、行き当たりバッタリなんですよね。


 大体、元々の計画ではEVOに付いていたブレーキレバーはLTに使うハズだったのですよ。けれども、LT用にカットしたハンドルをEVOに使うことになったために、EVO用となった変形ハンドルにEVOに付いていたブレーキレバーを付けることで…生じる問題はないですよね。あれ?
 とりあえず変形ハンドル部分にEVO純正のVブレーキレバーを付けて実走することにしました。ついでに、バーエンドバー部分にはRL740を取付けて、ライズ部分を握る感触も確かめます。

RL740はただ付いているだけです。
RL740はただ付いているだけです。

 この状態で職場まで輪行してみたところ、どちらもなかなか具合がよろしい。あからさまに「この持ち方はないなぁ」と思えれば話が簡単だったのですが、変形ハンドル部分でも、すでにストライダ的な乗車姿勢からはほど遠いポジションを満喫出来ますし、ライズ部分に至っては、結構な前傾姿勢を取ることが可能です。

 こうなったら、補助レバーをつけてしまおうかという誘惑と戦うことしばし。けれど、Vブレーキを引ける補助レバーはRL740ぐらいなので、同じブレーキをライズ部分にも取付けるというのはあまりに変態的ですし、見た目にもゴテゴテしてしまうのでよろしくない。などという自問自答を繰り返しながら、仕事帰りにそのままロー○世田谷に相談に行きました。


「ロードのインナーは硬いから、(ストライダの)ブルホーンは無理ですよ」


 なんと・・・。ブルホーンに補助レバーってどうでしょう的な話を聞くつもりが、基本設計が根本から間違っていることを指摘されたのです。
 そしてその理由として、ストライダには「フクヨリ」という柔らかいインナーケーブルが使用されているからアウターケーブルの取り回しが少々強引でもブレーキを引けるが、ブルホーンにすると曲げがさらにキツくなるために、インナーの戻りが悪くなるからブレーキの引きが悪くなるという説明を受けました。

 ブレーキの引きが悪くなってもいいから、Frogにギドネットレバーを取り付けてもらった自分ですら、ブルホーン化に躊躇いが生じるほどの分かりやすさでした。

 結局、その場は辞して、自走して帰ることに。この時点で補助レバー的などっちつかず案は消滅。けれども、バーエンドバーによるブルホーン化も捨てがたい。そのため、変形ハンドル部かライズ部かのニ択という、振り出しに戻る的な事態に陥った訳なのですが、ここでようやく気づいたのです。


 現状で安定していることに。


 フクヨリのインナーを使っているし、Vブレーキも引けている。人混みを走る時は、バーエンドバーにブレーキが付いているよりも変形ハンドル部分の方が安定感があります、そして、新たに買い足すものがなくても十分走っている。

 

 もう、しばらくはこれで行こうという気になりました。

 

 ということで、この後ごちゃごちゃと工作をしたりしましたが、とりあえず走れるようになったストライダEVOを紹介して、無意味に長くなったこの話を終わらせようと思います。

 

とりあえず、バーテープを巻いてみました。
とりあえず、バーテープを巻いてみました。

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コメント: 1
  • #1

    strona www (金曜日, 03 11月 2017 17:25)

    walny