ブル化プロトタイプ

 BDーFrogのブルホーン化は、ロー○世田谷さんに依頼しました。Frogを試乗した際にブルホーン化してほしいと伝えたところ快諾していただいた、という経緯は以前に書きましたが、そもそも、なぜブルホーン化しようと思ったかというと、

 

 単純にやってみたかったからです。

 

 もう少し言葉を足すと、自分にはミニベロ(小径自転車)ではなく折り畳みというギミックに惹かれて自転車に乗っている側面があります。
 他の自転車と異なり、折り畳み自転車の場合には、必ずしも自分の体型に合わせて自転車を選べる訳ではありませんので、乗り手の方で自転車に合わせていく必要があると思います。そのため、ストライダに乗っている時は、乗り易さを求めて「なんちゃってブルホーン化」していきました。

 その、なんちゃっての乗り味が気に入ったので本格的にブルホーンを導入したくなった、ということです。

 最初からカスタムありきで購入しているので、邪道と言われればその通り。けれど「想いを形にする」という過程を味わえることはとても楽しく…


 まあ、割とどうでもいい話でしたね。

 


 さて、今回のブルホーン化にあたって用意したモノは以下の通りです。

 

○ブレーキ:「Billionのギドネットレバー」

 ストライダの時にも使用しましたが、その質感がとても気に入ったレバーです。いつも触るパーツなだけに自分の好みが大切だと考え、今回はこのブレーキを基準にすべてのパーツを選んでいます。

 これ一つでいろいろなポジションに対応できますし、ハンドル周りをスッキリ出来るので、折り畳み自転車には適したブレーキだと思うのですが、いまいちマイナー?。お店では「これをVブレーキ対応にしたら売れます!」と力説したのですが、スルーされました。

 

○ハンドル:「コーダブルームのブルホーンバー(黒)」

 乗りやすかったストライダのハンドル幅を求めてこちらに行き着きました。ハンドル径22.2mmでクランプ径が25.4mm、さらに幅広(460mm)のものというと、意外に少ないです。

 KHSの「ショートブルホーンバーⅡ」(右写真)とも悩んだのですが、ギドネットレバーとの相性(握ると端っこが飛び出す)では、コーダブルームに軍配が上がりました。今は、あまったハンドルの使い道を探っています。

 

○バーエンドシフター:「Jtekのバーエンドシフター」

 内装8段のギアに対応するシフターです。付属のシムを使えば、22.2mmのハンドル径に対応し、カチッカチッとした変速のフィーリングも上々。ハンドル周りをスッキリさせるにはもってこいのパーツです。もし、この商品がなかったらブルホーン化を諦めたってぐらい重要なパーツです。

 

○その他

 「ヒラメ変速バナナ」

 ギドネットレバーを中央に寄せて使いたいので、アウターが干渉しないように用意しました。

 

 「トラベルエージェント」

 ギドネットレバーを使う関係上、引き代を調整する必要があります。

 

とまあ、これらのパーツをほぼお店に持ち込みました。さらには、ハンドルの突き出し部分をバーコンに合わせてのカットするよう要求したりと我侭ばかりをいいましたが、おかげさまでイメージ通りに仕上がってくれました。

 ブルホーン化について丁寧に(時に鋭く)アドバイスをいただいたロー○世田谷さんに、ほぼ持ち込みの我侭カスタムという無茶振りを仕掛けた当時を振り返って、本当に申し訳がない気持ちでいっぱいです。

 

 この場を借りてコッソリとお礼申し上げます。