サストライト

 バーディーポーターを注文した際、気になっていた「スーパーバーディーFサス」(以下Fサス)も注文してしまいました。サスペンションは、BD-FrogとBD-1で共有できる部品の一つなので選択肢が色々あります。し○やのスプリング(この当時は「Multi-S」は無かった)・ワ○ズの「SKYSHOCK」・O-○OTのサスペンションなどの中から、Fサスを選んだ理由というのは…

 

 二股だからです。


 単純に言えばそれだけです。その他のサスペンションは、スプリングなりシリンダーなりが一本という形で構成されていますが、Fサスのみは2本のスプリングで構成されています。この形状が購入の決め手となったのです。

 
 今回は「ダブルアイ」(アクスレン)をメインのライトとして活用するべく、思考錯誤していました。その際、Fサスの二本のスプリングの間には空間がある事に気付いたのです。

 

 つまり「ライトを取付ける余地がある」ということです。

 

 もっとも、①ハンドルにライトは付けたくない ②自転車の中央にライトを付けたい という様な余計な事を考えなければ、そもそも思考する必要すらない話です。それでも、個人的にこの条件は外せません。ちなみに、どのような紆余曲折があったかというと、 

 

失敗例①

 ステム部分は折り畳みのためのレバーが邪魔をするので、ヘッドパーツの辺りに付かないかと、径の大きなアタッチメントを取寄せ。

  →ヘッドパーツに付くバンド径は無い。

 

失敗例②

 ヘッドパーツに取付けるため、ヘルメット用のアタッチメントを取寄せ。

  →ヘッドパーツの径にはこのアタッチメントは付かない。

 

失敗例③

 スイングアームの前方に、ヘルメット用アタッチメントをロックタイで固定。

  →ダブルアイの重さにアタッチメントが耐えられない。

 

…等々ありました。この当時は、脱落し、地面に転がるダブルアイを見ては脱力していたものでした。


 まあ、何はともあれFサスへの工作を開始です。

 

①職場に落ちていた、ナゾのパーツに穴を開けます。

 調べたところ、パイプの穴をふさぐ部品(以下フタ)の様。とりあえず、イレクターパイプの穴をふさぐパーツなど、横からみて凸形の形状なら何でもありでしょう。

②そこにゴムを挿入します。

 特に必要がない気もしますが、滑り止めと潰れ止めを兼ねてくれればいいなと。

 

③カップリングを留めつつ、フタごとネジ留め出来る長さのネジを買います。

 カップリング内部のエラストマーを留めるネジの形状は特殊なのかと思いましたが、通常のなべ型のネジ頭で代用が出来ました。

④Fサスにパーツを取付け、そこにアタッチメントを取付けます。
 元々、「ダブルアイ」のセットに入っていたものです。フタを横から見ると凸形なので、フタとFサスに挟まれたアタッチメントが前後にズレることはありません。また、フタが25mm径だったので、特にラバーシムなどを使うことなく取付けましたが、アタッチメントを締めつければ、左右にぶれることもありませんでした。

 

 一応、本体に留める為のナットには「ハードロックナット」という、分割式の外れ難いタイプを使っています。フロントのサスが外れたら怖いと思ったのですが、特に緩んできたりすることはなさそうなので、ちょっと大げさだったかなと思います。

 Frogにライトごと取付けると、こんな感じになります。このライトは、単三電池二本の使用にしては明るい点が気に入っています。電源が乾電池というのは、すぐに補充が効くという点でも安心感がありますし、個人的にETみたいな感じで表情のあるいいライトだと思っています。

 その後、折り畳み時(前輪を畳む際)にライトを地面に擦りやすいので、ライトの上下を逆さにして取付けたりしています。ロボット兵のようで、これはこれで表情があるような。

 

 まあ、こんなことがやってみたくて、Fサスを買った、という話です。

 

 このサスに変えたことに伴う剛性感や走行感については、とても良くなったとは思います。けれど、自転車に詳しい訳ではないので、これといって記載できることはありません。