バーディーポーターのウィール化

　まずはバーディーポーターに元々付いているローラーの確認です。ローラーの直径は50ｍｍ、大きめのベアリングにスペーサーをかまし、Ｍ６のトラスネジで留めている仕様です。輪行した際に転がりが悪いと思っていたため、ベアリングが付いていることにむしろビックリしました。

　ベアリングには「6201-RS」と記されていますが、両ゴムシールっぽいのにRS（通常は2RSらしい）とか、色々分からないことが多いのですが、なんといっても肝心の回りが悪い理由が分かりませんでした。最初は、スペーサーを見て「プーリーと同じ構造だから回りが悪いのか」と納得していたぐらいです。

　まあ、転がりが悪いと思うベアリングを使い続ける意味もないと思いますので、ローラー部分は全交換しようと思います。
　
　さて、単純にローラーの交換事例を検索してみると、し○やの「キャスターＭ６穴用」を取り付けている例が多いようです。けれど、商品の画像を見ている限りでは、ローラーの径を大きくしたいという希望に適しているとは思えません。バーディーポーター用のウィール取付けセットもありますが、後述の理由で採用を見送りました。検索を続けた結果、ローラーブレードのウィールを流用している事例に出会えましたので、その方向で行こうかと。

 

　用意するものは、以下の四点です。

　　①ウィール
　　②ベアリング　
　　③スペーサー
　　④ネジ　

 

　ウィールについては、リサイクルショップで安物のローラーブレードを入手しようとしたのですが、これが意外に高価なもので断念しました…。ウィールのデザインが良いものとなると諭吉が居なくなってしまうので論外です。結局、ネットでウィールだけを入手（ジェイスピリッツさまありがとうございます）することとなりました。84mmのものと100mmのものを両方買ったのですが、元々のローラーが50mmでしたので高さ的には84mmでも大丈夫な感じです。

 

　ベアリングについては、ローラーブレード用のベアリング「外径22mm×高さ7mm×穴径8mm」が使えません。バーディーポーターの穴径は6mmなのでネジ径が合わないからです。そこで、スペーサーを作るより簡単だろうという理由で「外径22mm×高さ7mm×穴径6mm」のベアリングを探しました。工業用のベアリングにはその規格があるらしいので、ホームセンターに問い合わせてみたところ「取り扱いがない」との返答が。困ったものだとそのホームセンターをブラブラしていたら、キャスターのコーナーに「DR-22-H6」のプラスチック製のベアリング（杉田エース製）がありました。サイズはピタリで、耐荷重は20kg／300回転とあります。　

　ウィール１個につき２つのベアリングを使用することを考えると、荷重的にも値段的にも問題なさそうです。

 

　スペーサーは「幅10mm×穴径6mm」の規格が普通に存在。ホームセンターがあっさり取り寄せてくれました。ちなみに、これがないとネジで締め付けた際にプラのベアリングが歪んでしまい、回転が悪くなってしまいます。インラインスケートのページでも、スペーサーの重要性が語られていたため、スペーサーのない（画像を見たかぎり）し○やのセットを見送ったのです。

 

　2014/5/２　追記：し○やのセットにスペーサー（の役割をするカラー）があることを確認しました。

 

　ネジについては、出っ張る部分をなるべく減らしたいと考えていくと、バーディーポーターに元々ついていたトラスネジが適していると思われます。元々付いていたローラーの幅が13mm（ネジ部は凹んでいるため10ｍｍぐらい）程度、ウィールは24mmと幅が増えるため長めのサイズを選びました。この時、万一に備えて複数のネジを買ったので、実際に使ったのがどの長さなのかを覚えていません。この時、撮ったはずの写真もどこに保存したのか覚えていません。

 

　ウィールを交換するときにでも、追記しておこうと思います。

　あと、この対策で劇的に転がしやすくなったことは、忘れる前に記しておきたいと思います。