「HL-90」(アクスレン)の取付

 ストライダのフロント用ライトを「HL-90」に替えました。理由は単純で、以前のものでは暗いから。通勤用の自転車として、家から駅の往復に使っている分にはあまり問題を感じませんでしたが、職場まで輪行するようになって初めて、街灯のありがたみに気づいたのであります。

 自分の通勤スタイルは、行きはほぼ電車に乗ってしまい、帰り道は乗り換え駅から自転車を漕ぐ感じで固まってきました。こうして夜道を40分ほど漕ぐようになった結果、暗いことは危ないことだとあらためて実感した次第です。

 そこで前照灯について探していると、明るさの表示からして「ルーメン」やら「カンデラ」やらとまちまちで統一感がないことも実感。法律的には、東京都だと10m先の障害物が確認できればよい(神奈川だと5m?)らしい。それって結局何ルーメンなの?という光量に対する具体的な数値はなく、なにやらあやふやな感じです。

 

 とりあえず、

○ストライダのパイプよりスリムなもの
○光量の数値が大きめなもの
○乾電池を使用するもの
○真ん中につくもの


といった条件で探した結果が「HL-90」(アクスレン)だったのです。

 

○サイズ 最大幅は44mm(カタログでは42mm)

○光量  850カンデラ

○電源  単三乾電池×2

○その他 土台がオフセットできる構造で、真ん中に取り付け可能

     E3回路で最後まで明るいらしい

 

 近所の自転車屋では見かけないのでネットでぽちりました。届いたところでウキウキとフロント側に取り付けたのですが、もちろんスンナリとは付いてくれません…。折りたたむ際に、フレームに干渉してしまうのです。

 より詳しく説明すると、フロントとリアのフレームは畳めるのですが、ダウンフレーム(三角形の底辺部分)がライトの土台部分(リングになっているところ)にあたり、スムーズに折りたためなくなるのです。…というか、折りたためなかったかも。
 とにかく、位置を上げたり下げたり、タイヤの上のフレームが斜めになっている部分につけたりと、あれこれ試してみたのですが納得いく感じには収まりませんでした。

 

 もちろん、この問題はライトをハンドル部分につければそれだけで解決します。

 

 なぜそうしないか?と言うと、雨天時にはポンチョを自転車ごとかぶる予定だからです。ハンドル部分にライトがあると、ポンチョをかぶる天候時にライトを隠してしまうという本末転倒な感じになるため、なるべく下側に付けたい。そんな目論見が事態をややこしくしているのです。

 

 自業自得です。

 

 この解決策として、新たに「AKSLEN ブラケット(フロントフォーク・シートステー用) CF-10」を投入しました。


 さらに、ホームセンターで金具を買ってきて、「L字」というか「レの字」ぐらいに曲げました。曲げた金具をドロヨケにネジ止めし、ドロヨケにネジ止めした金具に「CF-10」を取り付け、ようやく「HL-90」を取り付けることが出来ました。

写真のように、丁度ドロヨケの上部の空間に収まっています。


 この後、ドロヨケの強度に不安を感じて、タイラップで補強して、角度調整用のネジを短く加工して出来上がりとしました。


 実走した実感としては、及第点。ライトは明るいですし、位置も真ん中なのでどちらかが暗くなることもありません。とりあえず、夜道を走るにはこれぐらいの明るさは必要かなと思います。